『縁の下の力持ち』的な仕事・2

ダウンライトを収める発泡スチロールの箱。接着剤代わりのシリコンコーキングが固まるまで貼っていました仮止めの緑のテープを剥がし、

箱の内外の隙間をシリコンコーキングで埋めました。その後、箱の開口部にセルロースシートを貼り付けました。写真は、セルロースシート

を貼った後の箱を積み重ねている所です。

ダウンライトを取り付ける所に先行してこの発泡スチロールで作った箱を設置します。作成した箱の数は30個です。先日、現場で2回目の

電気配線の打ち合わせをさせていただいた時に、和室のダウンライト4灯がシーリングライト1灯に変更になりましたので箱の取り付けは26

個になります。

天井地組が既にできていますので大工さんが天井のセルロースシートを張られる前に箱の取り付けを終えておかないと余分な手間がかかりま

す。この発泡スチロールで作ったダウンライトの箱は、天井に積もらせたセルロースファイバーがダウンライトの穴を開けた時に下に落ちて

『断熱欠損』にならないようにする為に取り付けます。

弊社がセルロースファイバーを吹き込んで頂く業者さんは、四国の松山から来られます。約100社の工務店のセルロースファイバーの吹込

みの施工をされるという事ですが、弊社の様にダウンライトの箱を設置する会社は他にはないという事です。

私が断熱材のセルロースファイバーを使い始めたのが10年以上前になりますが、初めて天井に吹き込んだ箱のないダウンライトの穴を開け

た時、およそ300ミリの厚さで吹き込んであるセルロースが床上に山の様になるまで落ちます。当然ダウンライトの周りはセルロースがほ

とんどない状況です。

断熱材を入れる所は、外気に面する天井ですからダウンライトの周りのセルロースファイバーがないところは『断熱欠損』になります。その

現場では、今ほどダウンライトを多く使用する頃ではなかったのが幸いしました。ダウンライトの穴を開け、電線を出し、落ちたセルロース

ファイバーを両手でおにぎりを握るように固めながら随分時間を掛けてダウンライトの周りに再度落ちないように土手を作るように抑えなが

ら戻しました。落ちたセルロースファイバーを1か所かなりの時間を掛けて戻すなら落ちないようにすればよい…、と云うのが箱を作るよう

になったきっかけです。

箱は、最初から発泡スチロールで作っていた訳ではありません。最初に箱を何で作ったか…を説明しますと長くなりますので続きは次回に書

きたいと思います。

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