『松尾式』『西方式』小屋裏エアコン・床下エアコン設置住宅・18
お客様から頂いたDVD3枚目24項目(松尾氏解説)
今回の内容は『南北に細長くても日射は取れる』です。
松尾氏が設計施工された住宅事例でした。東西が短く、南北が長い、その上東、南、西の3方を総2階の住宅に囲まれた敷地に建てられていました。その様な敷地でも日射は取れるという事でしたが、内容はほぼその住宅の説明でした。施工例の住宅敷地の様な場合で日射を取得するには私が設計したとしても施工事例の様な間取りを提案するしかないと思います。
松尾氏の設計の基本として言われたのが、最初に『敷地を読みぬく』、次に『御施主様から詳細にヒアリングを行う』最後に『そこから出来上がった間取りを美しい外観になる様に整える』そして構造を無視してまで建てないという事です。これらの事は私と全く同じです。お施主様の家というより自分の作品という事を基本に外観をまず先に考え、それに間取りを当てはめて行く…という設計士も多い事と思います。
今回の説明の最後の方に『家は3回建てないと自分が満足するいい家が建たない』という事を誰が言い始めたのかわかりませんが、そのような話を何処からか聞かれた事があると思います…との話の後に松尾氏が言っておられた事でその原因が『設計士の腕が足りない』『打ち合わせの密度が低すぎる』事にあると言っておられましたが、私はそれにもう1点付け加えたいと思います。
それは、お客様の家を造る事に対し『心からお客様の為に…という熱意が足りない』という事です。