二重屋根の空気の通り道

屋根の下地板を二重に造る最大のメリットは、太陽熱を受けておよそ60度から70度までの温度になる屋根瓦やガルバニウム鋼板の熱を『小屋裏』に直接取り入れないようにする為です。一重目の屋根下地に輻射熱を反射する銀色の『遮熱シート』を張り、確実に空気が抜ける『通気層』を確保していることを確認して二重目の屋根下地を造ります。

一重の屋根下地の時の小屋裏温度が50度近くまで上昇することに比べ、二重屋根で遮熱と通気を確実に取りさえすれば、その時の気温に近い温度まで下がります。(およそ20度近く温度が下がることになります。)

天井断熱をしっかりと施工していても建物内に取り込む温度が高ければ高いほど室内がその温度の影響を受けます。建物の中に高い温度を取り込まないことが断熱において大切な事になります。

一枚目の写真中央上のあかりが軒下の空気の取り入れ口です。二枚目の写真が空気の出口になります。

 

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