これが耐力用面材工法です

木造住宅を台風や地震の揺れから守る『耐力壁』。前回は『スジカイ工法』についてお伝えしました。今回は、耐力用面材工法のことをお伝えしたいと思います。

耐力用面材を張る事のメリットは、スジカイ工法の真反対になりますので簡単にお伝えします。メリットの一つ目は、地震等で家にかかる力が分散できる、二つ目は気密が取りやすい、三つ目は、断熱材を入れる所にスジカイのような邪魔者が無いので、断熱欠損が少なくなる。従って隙間風が入りにくく断熱の欠損が少ないので断熱効果が高まり、夏の冷房、冬の暖房の効率が良い、と云う事になります。

デメリットは、材料代と施工代の合計が、スジカイ工法のおよそ三倍かかると云う事です。

写真は、外部と内部です。外部は、家全体を耐力用面材でくるみます。内部は、スジカイが無いので10、5センチの柱と柱の間に断熱材が隙間なく入れられ、断熱欠損が少なくなります。

4、5センチの厚さ、10、5センチの幅の木材の上端部と下端部をカットして入れるスジカイ工法と比べて、面材を屋根勾配や窓部分をカットして家全体に張る面材工法のほうが耐力的にみても気密的にみても良いのは間違いありませんが、施工するのにお金がかかる…と云うのがデメリットです。

最近は、建売でも耐力用面材を張っている現場をよく見かけます。一般の工務店もそろそろスジカイ工法は卒業すべきだと思います。ここ数年前は、木造住宅が建てられている現場を見かけると、ほとんどの現場でスジカイが外部に入れられていましたので、私は『この家は夏は暑く、冬は寒い家になるな~』と思いつつ、その現場を横目に見ながら通り過ぎていましたが、最近は面材を張っている木造住宅をよく見かけるようになりました。

これから家を建てられるお客様は、『耐力用面材工法』を必須条件にされる事をお勧めします。住宅会社は、『スジカイ工法』であっても建築基準法はクリアしますので『問題ないですよ』と言うかもしれませんが、お客様が『耐力用面材工法』を希望します…と伝えれば良いと思います。

弊社でもスジカイを使っていない訳ではありません。外部廻りの面材で耐力が不足すれば内部にスジカイを入れます。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です