自分が造った家に超感激
昨日、5月末に完成現場見学会をさせていただいたお施主様宅に工事の事で立ち寄る事がありました。このお宅は、ご主人様の仕事のご都合でお引越しがまだなのです。
お施主様に工事用の鍵をお渡ししていますが、私も持っています。お施主様のご好意で、『見学したいという方がおられたら引越しをするまでならいつでも見学しても良いですよ』と言っていただいています。
昨日は、建具の鍵を取付けに午後1時に現場で建具屋さんと待ち合わせをしました。玄関の鍵を開け、建具屋さんと共に家の中に入って驚きました。昨日は、梅雨の合間で天気が良く、湿度が高くて何処にいても蒸し暑い日だったのにもかかわらず、家の中に入った瞬間、まるで冷房がかけてあるかのように涼しかったのです。
お引越しもまだですのでエアコンがかかっている事はなく、当然のことながら鍵がかかり、家は締めきったままです。それなのに家の中はとても涼しかったのです。私はとても感激して、思わず奥様に電話をしてしまいました。
家づくりに携わって25年になりますが、私にとって完成して1ヶ月以上もお引越しをされないというケースは初めてなのです。
お引渡しがすんだ後にお施主様宅にお伺いする時は、既に生活をしておられますので、暑い時は、窓が開けられていたりエアコンがかかっていたりします。『とても涼しい、あるいはとても暖かい』と、快適な住み心地をお話いただくことはよくある事ですが、生活をまだされていなくて締め切った家に入った事は、初めてだったのです。
いつもお施主様からお伺いする『とても涼しくて、住み心地が良いです』という体感を自分の身をもって初めてしたことになります。『聞く』と『体験する』とは大違いで、自分が造った家に超・感激してしまいました。
これからも、これまでと同様お施主様も造る側の自分も満足出来る家づくりをしていきたいと思いました。