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高すぎる産業廃棄物処理費

2010年 06月 30日 (水)

一昨日、初めて民間の産業廃棄物処理場に『土壁』を処分しに行きました。土壁は、最近の個人住宅の新築で施工される所を見かけることがほとんどなくなりましたが、30年以上前まではほとんどの住宅で施工されていたと思います。

リフォーム工事をさせていただく時、いつも大変に思うのが、この土壁なのです。土壁の落し方は様々、金槌でこつこつと落したり、かけや(大型の木槌のような物です)で豪快に落したり(ストレス発散には良いかもしれません)、貫(土壁を柱に取り付ける為の板)を切って1枚の壁ごとばっさりと落すやり方などがあります。

埃まみれになりながら、こまい竹にまとわり付いている赤土をたたいて落し、竹と土を分けて、竹は可燃処理場に持っていきます。土は不燃処理場に持って行く訳ですが、最近この土壁を受け取ってくれる処分場がなくなってきました。

土だけなら良いのですが、受け取り拒否の原因になっているのが、土にすきこんである『藁』です。可燃材である『藁』が混ざっている為、埋立地の地中で将来腐敗をする事が予想され、長い年月をかけて管理をしなければならない『管理型処分場』でないと処分できません。

近隣に処分可能な所はありますが、困り者はその処分料です。なんと1キログラム30円です。(ちなみに石膏ボードは、1キロ50円です)。昔の家で見かける床から天井までの横幅1メートル未満の壁1枚で土だけの重量がおよそ100キログラムはあると思いますので、1枚の壁の土の処分料だけで3000円。竹の処分や解体費、運搬経費などを含めると1枚の壁で1万円はかかると思っていなければなりません。

藁が入っていない外構工事などで出る普通の土の処分料が、2トン車1台3000円です。藁が入っているとこれが2トンで60000円になります。同じ量で金額が20倍、57000円の差が出ます。

宇部市が民間に委託しているフジグラン沖の処分場では、土だけなら引き受けるとの事ですが、土を細かく砕き、藁をふるいにかけて分ける手間を考えれば高くてもそのまま受け入れ可能な処分場に持ち込むしか手がありません。

藁が混入された土と同様、外壁に使用する防火サイディングの中で、木片が混入したサイディングも1キログラム当たり30円の処分料を支払って捨てなければなりません。

木片が混入したサイディングは、サイディングの国内トップシェアーのOOハが生産しています。建材販売店を通じて、『環境によくない、時代に逆行した商品を生産する事は間違いではないのか』と問いかけをしていますが、話をして既に半年近く、現在まで何の音沙汰もありません。

処分場では、上からの指示でご丁寧にサンプルまで添付して、木片混入のサイディングは受け取らないようにとの通達があったという事ですが、そのような通達をするならば、同時に生産しているメーカーにも生産中止を申し入れるべきです。

丁度、アスベストが問題になった時と同じように処分できないような悪い物は生産しないことです。

生産しているメーカーには直接確認していませんが、建材店の担当者が言うには『現在もバンバン生産しています』との事ですので、今のところ改善する事は考えていないのでしょう。

微力ではありますが、購入する側から抵抗するしか方法がないと思い、サイディングを決める際にOOハのカタログを持っていかないか、お施主様がどうしてもOOハのサイディングでなければならないといわれた時は、別途処分料が30000円かかりますと言う様にしています。

日本の住宅はどんどん値段が高くなるばかりです。

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