価格が下がらない鉄筋

おはようございます。山口県宇部市で透湿性能を保ちながら高気密・高断熱性能を持つお住まいをお届けしているトータルハウジングの坂田です。

『ダブル断熱・山口県産材の家』。昨日からベタ基礎の鉄筋工事に入りましたが、基礎屋さんとの話の中で鉄筋の価格が未だに下がっていないと聞いてビックリでした。価格を吊り上げる時は『即』だったのに、下げる時は『じょじょに』ということらしいのです。

中国のオリンピック開催や原油の高騰でいろんなものの価格が上昇しましたが、昨年の夏を境に下落が始まり、いまやガソリンはピーク時の半額です。ガソリンは原油の価格に追随するように下がりますが、鉄鋼関係は原材料が高いときに製造した物かどうかはわかりませんがなかなか下げないようです。

下落が始まって既に半年近く経ちます。くず鉄の購入価格は昨年9月には即下降を初め、現在ではピーク時のおよそ5分の1まで価格が下がっています。地盤改良の鋼管杭の価格もまだ下がっていないらしく、鉄鋼関連全体で価格調整を行っているのではないかと疑いたくなります。

昨日施工した分だけで、4分筋が約500本です。1本当たり280円上がっているままですと14万円の価格アップになります。お施主様には価格転嫁はしておりませんが、経営者にとっては痛手です。

地盤改良については、工事全体の価格に対し部材費の比率が高いので鉄鋼価格の変動は直接お施主様が負担されるようになります。

上がる時は仕方のないことですが、需要が少なくなり下落すれば、それに連動して価格を下げて欲しい物です。

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