本当に2025年に日本の住宅の断熱性能は激変するのか?…4

高断熱住宅を造る上で何故『気密』が必要なのか…?

それは、いくら開口部にトリプルガラス入りの樹脂サッシを入れても、天井、壁、床に高性能断熱材を入れても気密が悪ければ意味がありません。気密が悪い…という事は『隙間風』が家の中に入って来るという事です。冷蔵庫のドアが少しでも開いていればどうなりますでしょうか?

寒い冬に屋外から侵入した冷たい外気は、室内の空気の温度より低く、温度が低い空気は重いために床のあたりに留まります。いくら床に厚い高性能な断熱材を入れていてもその断熱材は、床下のみから来る冷気を断熱しているだけにすぎません。隙間、その他から侵入して来た冷気には全く対応できません。

床のあたりに留まった冷気が『寒い』と感じる原因になるのです。冷たい空気が重いなら、温かい空気は当然の如く軽くなります。軽くなった空気は上昇し、気密が悪い天井から屋根裏を通じて屋外に放出されます。物体が燃焼した時に発生する『煙』を排出する『煙突』状態になる訳です。

この現象は、室内の温度を上げれば上げるほど、外気の温度が低ければ低いほど、屋外と室内の温度差があればあるほど大きくなります。

住宅室内の熱が天井から、壁から、開口部から、床から、それぞれ何パーセント逃げているか…を示しているものはどこでも見ることが出来ますが、隙間風である『隙間相当面積』は住宅会社で差がありすぎますので示してありません。

国土交通省が断熱基準を定めるのであれば『隙間相当面積』であるC値の基準も併せて定めるべきです。

続きはまた…。