断熱・気密の最終工事

床下断熱と土台、アンカーボルト周り、気密を取るべき所の土台パッキン、柱と剛床合板の隙間、構造金物の穴埋め、打ち損じの釘の穴、桁と屋根垂木の大きな空間(面戸)、ケラハの隙間、断熱ラインの徹底による断熱欠損を完全に無くす事等、大工さんが土台を敷く時からずっと続けてきました『断熱・気密』の最終段階の工事をやっています。

その場所は何処だと思われますでしょうか…?

その場所は、サッシを取り付ける時に、左右10ミリ、上下10ミリ位のクリアランスを取りますが、そのクリアランスとサッシの窓枠との隙間が10ミリ位から25ミリ位あります。その隙間を覗くと、サッシを家本体に取り付ける時の『フィン』(サッシを取り付ける為の

耳の様な物です)が直接見えます。と云う事は、この所に『断熱・気密』の施工をしなければ、断熱も気密もないサッシの外部から伝わる外気が直接室内のクロスの下地の石膏ボードの所まで到達している事になります。

1枚目の写真を見て頂きますと約20ミリの隙間があります。右端の白い物が窓枠です。窓枠とサッシの間が暗くて判りませんが柱の太さの105ミリ先に樹脂サッシの場合は樹脂のフィン、断熱複合サッシの場合は、ただのアルミのフィンが見えます。掃き出しサッシの場合は左右の縦と上部の3方、中蓮サッシの場合は、上下と左右の4方が全て断熱のない隙間になります。2枚目の写真は隙間に発泡スチロールを詰めている所です。3枚目の写真は、窓枠にマスキングテープを張り、発泡スチロールの上に『気密』の為のコーキングを打った所です。

気密は、基本的には『外部』で行うべきですが、この場合は致し方ありません。

 

 

 

 

 

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