配筋検査がありました

本日、基礎工事の重要な鉄筋配筋の検査が行われました。先日ですが、ベタ基礎の配筋のランクも色々あることをお伝えしました。鉄筋の配筋決定の根拠は、1・ベタ基礎配筋表による、2・設計者の工学的判断等、3・構造計算、があり、設計者や施工者の判断で決められます。従って、それぞれの基準で配筋されたベタ基礎の強度はまちまちであり決して同一ではありません。

鉄筋配筋の検査は、全く利害関係が無い第3者機関の担当者の方が行われます。検査の係の人は、検査の時に『この配筋では強度不足である』とか『設計上に問題がある』などと云う指摘をする為に来られるわけではありません。『構造計算』を根拠にした鉄筋配筋図であっても、『構造計算』と比較して鉄筋の量が少ない『ベタ基礎配筋表』を根拠にした鉄筋配筋図であっても、設計された図面通りに出来ているかどうかを検査されるだけです。

よく『第3者機関の組織で検査を受けるので大丈夫です』とアピールしている所がありますが、何が大丈夫なのでしょうか…?。しっかりとした確実な基礎を造るには、配筋決定の根拠として『構造計算』のみにすべきだと思います。

 

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