石州瓦の吹き替え工事

築後31年のお宅の瓦の吹き替え工事を行っています。

31年前に、おそらく『一生物』といわれて葺かれた石州瓦です。しかし、施工が現在と比べて悪く、鉄釘で止めてあった為釘が錆び、ほとんどの瓦の釘が効いていない状態でした。また現在の防災瓦と比べると働きや精度は随分と違います。

元の瓦を処分して新しい瓦を葺き替えたいというご要望でしたが、処分するには勿体なく、葺き戻しをお勧めしました。

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軒先から瓦をめくり、昭和50年代に流行った合板で造られた化粧軒天を剥がし杉の無垢板に張替え、ゴムアスフエルトを敷いた後、全ての瓦をステンレスの釘で止めていきます。

現在の瓦と比べて瓦の精度が悪いので座りは良くありませんが、最後に瓦用のシリコンで瓦同士を止め、防災瓦並みの台風対策が取れるようにしたいと思っています。

工期は、新しい瓦を葺き替えた方が短くて済みますが、まだ使用できる瓦を現在の施工方法で再利用することで、工事金額もおよそ2分の1で済みます。

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