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『蒸れ』による木材の腐朽

2009年 08月 13日 (木)

昨日、脱衣場の床が落ちそうになっているというお客様宅の改修工事に入りました。朝現場に行き、洗濯機などが除かれた何もない状態の現場を初めて見ました。1帖ほどの大きさですが、過去一度も見たことのない状態で床全体が下がっていたのです。

これまで床の張替えといえば、フロアの接着剤がはがれて床材そのものの耐力がなくなってきた場合や、白蟻被害でタルキや大引きなどが傷んだというケースがほとんどです。

これらの場合は、目視や実際に床を踏んでみると状況がわかりますが、昨日の現場は『なんでだろう』という状況でした。床全体がタルキと平行方向にまるで弓のようになり、踏んでみると『落ちはしないけどたわむ』という感じでした。

解体してみてびっくり、タルキや大引き、束などの米松が蒸れて腐っていたのです。腐朽菌により木材の表面は白くなり、所々にえたいの知れない物体がくっつていました。

大引き.JPG

大引きや束は腐って手でボロボロと落ちる所もありましたが全体的にはその役割を果たしていました。タルキは元々45ミリ角の木ですので、途中で折れてはいない物のその耐力を失っており、それが原因で弓のようにたわんでいたのです。

湿気のある土質でもありますが、大きな原因はタイル張りの浴室からの水漏れです。水漏れを止めない限り10年もしないうちに同じ状況になると思います。

木は濡れても通気があり乾く状況にあれば長持ちしますが、湿気の抜け場がなく高湿度の状態が続けば短い期間で腐ります。ツーバイフォー工法や剛床工法の選択も良いですが『通気』を確保し、柱や梁が呼吸できるようにしてあげなければいけません。

先日別のお客さんから木製のハシゴの処分を依頼されました。杉の間伐材のような丸太を半割りして作ったものでしたが、『戦前から使用していた』と伺って驚きました。ハシゴですので軒下に掛けていたりして、直接雨がかかる所に保管してはいないでしょうが何度も濡れたり乾いたりを繰り返してるはずです。

処分はしましたがまだまだ使用は出来る物でした。『木』もしっかりと管理をすれば長持ちするのです。

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