仮予約は止めさせるべきです

先日、山口県産木材を使用すると受けられる助成金の依頼をしたところ、検査予定がほぼ1ヶ月先まで詰まっているとの返事でした。

山口県で育った木材を消費する事を目的に始められたこの助成制度を利用されるお施主様が多くなった事はとても良い事だと思いますが、検査の予定を仮押さえする業者がでてきたので約1ヶ月先まで待たないと検査が受けられない様です。

県の木材協会は1日1件の検査しか出来ないので自社の都合に合わせるために、図面もまだ出来ていないうちからでも仮予約をしておき、その日に合わせて打ち合わせを進めていくものの、間に合わない様であれば仮予約なので検査日の変更をする。このような流れがいつの間にか形成されてしまったようです。

本来は、当然のことながら図面が確定していることが第一条件で、製材会社と木材の打ち合わせを始め、木材が出揃う日を想定して検査日を決めるべきだと思うのですが……。

見切り予約をして変更をする困り者の業者は、県内大手になった下関のY工務店が一番ということらしいですが、この見切り予約を受け続ける限り、仮予約、日程変更の悪循環は続きます。

山口県、並びに木材協会は、もっと厳粛にこの状態を受け止めて、検査日の予約の規定を定めるべきだと思います。この仮予約を続ける限り、予約がどんどん先まで詰まり、どんどん予定変更が出て、効率の良い検査が出来なくなるばかりか、この促進事業そのものの衰退に繋がりかねないと思います。

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