■セルロースファイバー
■断熱と気密を高めます

地球環境を考えた断熱材「セルロースファイバー」
最近よく目にする断熱材 “セルロースファイバー”。
60年前にアメリカで開発された新聞紙を原料にしたリサイクル製品です。
セルロースファイバーは欧米諸国が発祥の地で、米国の断熱材種別シェア
を調べてみると最も多く使用されています。
以前から注目されていましたが、コストや材質の面から足踏みしていました。
そして独自に輸入し、コストダウンに成功し、採用することができました。

セルロースファイバーは古紙を繊維状にした自然素材の断熱材です。大きな特長は6つあります。
ローコストであること
直輸入・自社施工により、ローコストに成功。
安全性が高いこと
アメリカのセルロースメーカーは76社。その中でも国が安全を認めたわずか3社のうちの1社の商品を使用。
その理由はアンモニアを含まないからです。
※アンモニアは壁内の配線を劣化させるおそれがあります。
緩消毒効果があること
アンモニアの代わりに使用しているホウ酸(ホウ素)は、化学物質ではありませんが、
ねずみやダニ・ゴキブリを寄せつけない緩消毒効果があります。
燃えないということ
古紙なら燃えやすいのでは…。いいえ、火を近づけても表面が炭化するだけで、
着火したり燃え広がるコトはありません。
調湿効果が高いこと
家1件分のセルロースの最大含有量は2.5t、梅雨時は室内の湿気を吸い取り、
乾燥するときには吐き出す調湿効果があります。
防音効果が高いこと
断熱の副産物として防音効果もあります。外部の騒音もやわらぎます。
[アメリカ製新聞のみ使用(インクによって安全性が変わります)]
当社のセルロースファイバーの原材料は安全基準に厳しいアメリカ製の古新聞のリサイクルです。
えっ、なぜ日本の新聞はダメなの?
日本の新聞はほとんどのインクを化学物質で使用しております。
アメリカの新聞は 大豆(ソイインク)またはトウモロコシの植物油 をインクに使用しているので安心です。
多くの “セルロースファイバー” はアンモニアを含んでいますが、これは 壁内の劣化や漏電の原因になるのです。
アンモニアではなく、ホウ酸 (ごきぶりだんごなどに使うでんぷん質のもの)を使用しています。
アメリカにある80社近いセルロースファイバーの会社の中で安全性を国に認定
されているのはわずか3社。そのうちの1社のものを使用。
お客様にこれだけ優れた性能を持っているのに、「なぜ日本で普及しなかったのですか?」とよく質問を受けます。
まず他の断熱材は安価である事と施工が簡単な事など、
断熱性能とは別の視点で普及していった事が挙げられます。
セルロースファイバーは専用の機械と専門の技術者によって施工が必要な為、
また価格が高くなる事を理由に採用されなかったのではないでしょうか。
何より住宅建築業に携わるハウスメーカーや工務店の勉強不足、固定観念があげられます。

■断熱と気密を高めます
セルロースファイバーの原料は100%が古紙のリサイクルで、アース・フレンドリーな断熱材です。
さらに、製造過程でも、多量の燃料で鉱物を溶かしてつくられるグラスファイバーなどと比べ、
はるかに少ない製造エネルギーしか使いません。また、セルロース断熱材には、
繊維同志のからまり合いで生じる気胞に加え、木繊維特有の無数の微細な空気胞があり、
この 二重の断熱効果で優れた性能を発揮します。さらに、壁の間に吹き込む充てん工法で、
柱間に完全に隙間なく、高い充填密度で吹き付けるため、空気の流通が止められ、
断熱性のみならず気密性も高まります。
お客様よりセルロースファイバーが沈下する事はないのですか?
とご質問を受けます。55kg/?の高圧で充填していますので、沈下の心配はございません。
壁内のセルロースファイバーは、過酷な加振動試験において沈降は認められませんでした。
セルロースファイバー、断熱効果の他に以下のような特徴を持っています。
1)防燃効果
2)防虫効果
3)調湿効果
4)吸音効果
つまり、セルロースファイバーは単なる熱を遮断するだけにとどまらないわけです。
■米国政府機関の基準クラス1認証の優れた火災安全性
万一の火災には延焼を抑えるたくましい防壁です。一般的なグラスウールは火災では熔けて、
炎や煙の通路を作ってしまいます。セルロースファイバーにはホウ酸ホウシャが混ざっています。
そのため火を近づけてみても外側は黒炭化しますが、中側は全く燃えません。
セルロースファイバーは柱間に注入するので、ある程度の厚みを持ちます。
つまりセルロースファイバーが注入された壁は全く火を通さないということです。
セルロースはアメリカのCPSC※、ASTM※などの延焼性試験やくすぶり試験に合格。
併せて、その 防火性能が長期に維持 されることが多くの機関で確認されています。

写真は撥水試験。セルローズファイバーを水槽に水平に浮かし、一定時間放置した後に観察する。
撥水剤を添加したセルローズファイバーは一時間後も何の変化もみられず
水槽に浮いています。撥水処理がなされている為、雨もれがあっても、
水がセルローズファイバーを通り抜け天井板に達するため、
無機質繊維のように水を吸って天井が落ちるようなことはありません。
■防虫・防カビにも万全。健康的な住まい環境を作ります
防火用に添加されるホウ酸系の薬品の持つ殺菌力は、眼科の洗顔に使われるほど安全ですが、
(「タンスにゴ○」「ムシ○ーダ」のような化学剤で害虫を寄せつけない訳ではありません。)
ゴキブリ用のホウ酸団子のように、 カビや腐朽菌、ダニ、虫類やねずみを防ぎ 、建物と健康を守ります。
お客様より「ホウ酸、安全ですか?」とご質問を受けます。
ホウ酸は海水や土壌など自然界に広く分布し、環境にもやさしい為、
目薬、うがい薬・化粧水・消毒などにも用いられ、家具の防虫にも広く使用されています
(安全性に厳しいドイツやアメリカの安全基準をクリアしています)。
難燃性を持たせる為のホウ酸ですが、ゴキブリやシロアリなどに食害されない効果もあるとご説明しております。
■過剰な湿気を吸い取り、居心地の良い環境を実現。建物の湿気や腐りを防ぎます
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します。
同じ柱間充填断熱材でも、グラスウールやロックウールはその調湿効果がありません。
「乾かない素材だから」だからです。グラスウールなどは、暖房室内の水分が壁に侵入し外壁で
冷やされて水滴になり、 住宅の腐りの原因 になるため、防湿シートの施工が欠かせません。
しかし、セルロース断熱の家ではセルローズが空気が乾燥するとその水分を放出しますのでその必要がありません。
例えば、秋田で冬、湿度80%に加湿しても、壁に結露は生じなかったという実験もあります。
■木質系の優れた吸音性が住宅にあきらかな静寂をもたらします
セルロース繊維自身の多孔性とグラスウールの3〜4倍の高密度充填のおかげで、
交通騒音から話し声まで幅広い騒音を吸収 し、はっきり差が分かるほどの静かな家を作ります。
低周波の域や固体伝播音を小さくすることは困難ですが、高周波の域や空気伝播音においては、
優れた吸音性によって音を和らげることができます。ピアノやカラオケの音などは十分吸音してくれます。
現にアメリカでは 空港周辺の住宅の防音材としても認可 されています。
つまりセルローズファイバーは
「断熱性」「調湿性」「防燃性」「吸音性」「防虫性」 を兼ね備え、
建物全体を補完し、長持ちさせる役目を持つ地球の環境にも優しい最高の断熱材となります。