家造り,転ばぬ先の杖・3

基礎工事に続いて今日は、木造住宅の構造体である『材木』について書いてみたいと思います。

『材木』。木造住宅において非常に重要な役割を担う材料です。『木』は、一本たりとも同じものはありません。木材市場で高い値段のものから買いたたけるものまで様々です。山口県産の木を使用したら補助金が出るという『優良県産木材』は、一般の県産木材に比べておよそですが、15パーセント値段か高くなります。一軒の家で使用する材木代が、例えば一般木材で200万円であったとすれば『優良県産木材』に変更すると230万円になります。

ここで何が言いたいのかと言うと『優良』があり、一般(並)がある…という事は、『下』もあるという事です。『吉野桧』や『木曽ヒバ』等、高値で取引される木材もありますし、植林後僅か2~30年で育ち、伐採が可能になるという『安値』で取引される木もあります。また、『間伐材』を製材し、上のほうになると少し四隅が丸くなっている『ばた角』という名称で売買される木材、癖や木肌が悪く『安く買える原木』もあります。

家の価格を下げる為には、家の総額に対して高い比率を占める所を『バッサリとカット』する事です。材木は、この『バッサリとカット』するという項目に入ると思います。

木材を安く購入するには、一か所の製材所から一括仕入れをしてコストを抑えても、仕入れ先が遠ければ木材を遠距離運搬しなければなりません。『運賃が高くなる事』を考えれば,近場の製材所で安く買える木材を手配する事の方が,はるかに値段が下げられると思います。安くて粗悪な木材を使用する事で価格が下げられていたとすると、どの様な事になるのか…?。素人目には解らなくても、専門カから見れば様々な問題がいっぱいあります。

この事を説明する事は難しいですので、聞いてみられたい方には直接お話したいと思います。

続きは次回で。

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